一時期、アミノ酸ダイエットって流行りましたよね~!ダイエットと名のつくものはとりあえず触れてみた私ですが、個人的に、アミノ酸ダイエットは、とても「科学的なダイエット」というイメージがあります。アミノ酸をバランスよく摂って、その後に有酸素運動をすると、脂肪燃焼をしてくれる酵素である「リパーゼ」が活性化し、脂肪を燃焼してくれる・・・というのが概要で、1つの食品だけとるとか、全く食べないとか、過激な方法と比べると、なるほどたしかに・・と納得しやすいところがあります。

そもそも「アミノ酸」ってなに?

それでは、今回の主役、アミノ酸とは?というところから確認したいと思います。アミノ酸は、人間のカラダを作っているタンパク質を一番小さい単位に分解したもののことです。ちょっとウィキペディアを見てみましょう。

広義には(特に化学の分野では)、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称である。一方、狭義には(特に生化学の分野やその他より一般的な場合には)、生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸」を指す。分子生物学など、生体分子をあつかう生命科学分野においては、遺伝暗号表に含まれるプロリン(イミノ酸に分類される)を、便宜上アミノ酸に含めることが多い。(ウィキペディアより)

あっあれ?めちゃ難しい・・・w

とにかくわかりやすく言うと、人間のカラダ・・・例えば、皮膚や臓器、筋肉などは主にタンパク質=アミノ酸でできています。カラダを構成するために使われるアミノ酸は20種類あるといわれているのですが、実は私たち人間が自分のカラダで作れるのは、その半分の11種類!あとの9種類は体内で十分な量が作れないので、食べ物から摂取しなくてはならないと言われています。

そしてこの、9種類の「必須アミノ酸」をとりやすい食品の代表格が、甘酒などをはじめとする麹から作られた発酵食品なのです。

私たちは必須アミノ酸を体内で作れない・・・!

この、私たちのカラダで十分に作ることができず、絶対に外から取り入れないとダメなアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。「必須アミノ酸」は、まだ成長が必要な小さい子供にとっては、とても大事な栄養素であることが多く、大人になると必要量は減ってきます。例えば、「必須アミノ酸」の1つである「ヒスチジン」は成長に関わりが高いので、子供の時はとても重要だと言われています。でも、ある程度成長してしまった成人は、子供の時に比べると必要所要量が減ってきます。他の「必須アミノ酸」も必要所要量でいうと子供よりは大人の方が少なくなってきます。

必須アミノ酸が不足すると、ココロが不健康に?!

ただ・・・この「ヒスチジン」、大人はあんまりとらなくてもどうにかなるものの、摂ることによって、私たちにステキな効果をもたらしてくれると考えられています。それは、「食欲抑制&脂肪燃焼」効果です。「ヒスチジン」は、体の中に入ると、「ヒスタミン」になります。この「ヒスタミン」、もともとは血圧を下げる効果や貧血抑制効果が注目されていたのですが、最近では、「食欲抑制&脂肪燃焼」効果が注目されるようになりました。

また、最近の研究では、「ヒスチジン」があまり摂取されないと「ヒスタミン」不足になって、神経系が正常に維持されなくなり、不安行動が起きることがわかってきたようです。精神的な安定にも関連性があるんですね・・・!

もう一つの必須アミノ酸、「トリプトファン」。これも幼児と成人を比べると、成人のほうが摂取必要量は少ないですが、とても大事な必須アミノ酸です。「トリプトファン」は、セロトニンなどの「人の満足度の向上」に関わるホルモンで、不足すると不眠症などの睡眠障害を起こしたり、うつ病を起こしたりする可能性があると言われています。

必須アミノ酸は、成長しきってしまったオトナはなくても生きていける!・・・とは思わずに、もっと心と体の双方を健康にするために、発酵食品をどんどん摂取しましょう♪


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