便秘は私たちにとって身近なお腹の不調であり、誰でもなりえる(特に代謝がよいとは言えない女性や高齢者に多い・・・)、軽い症状というイメージがありますが、実は恐ろしい病気を招くかもしれない、最初のサインです。薬を飲めば出るから大丈夫!とか、浣腸をすれば出るから気にしない!とか・・・もちろんポジティブに考えるのは大事ですが、人口的なモノには「慣れ」があり、薬も浣腸も、続けると効かなくなってしまうこともあり得ます。今日は、根本的に便秘に陥った習慣を見直すことを考えてみましょう。
油断禁物!便秘はコワイ。
脅かすわけではないですが、便秘で命を落とすこともある・・・と、ご存じですか?大腸に便が溜まって、そのままにしておくとコンクリートのように固まり、外に出せなくなります。そして腸閉塞になったり、腸を突き破って便が体に回ってしまったり・・・その結果、死亡することもあります。
エルビス・プレスリーの死亡原因が最近になって明らかになった。彼の長い友人で、晩年の10年間主治医を務めた医師が、このほど死亡の真相を明らかにした。心臓発作で亡くなったと伝えられているが、実は便秘で死亡したのではないかと明らかにしている。
ネットにはこんな情報も・・・(出典:ロケットニュース)
有名人でも、便秘で亡くなったのではと言われている方もいるんです。実は明らかにされていないだけで、便秘がきっかけで死亡する方も多いのかもしれません。
便秘の種類とその原因をチェック!
便秘は一般的に、消化器官の機能が低下することで起こります。特に困る「習慣性便秘」には主に3種類あり、弛緩性便秘の方が多いと言われています。
弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
→筋力が低下するなどして大腸のぜん動運動が弱くなり、便を押し出せない便秘
痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)
→心理的なストレスや薬の副作用などで自律神経が乱れ、腸のぜん動運動が強くなりすぎて出ない便秘
直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)
→我慢のし過ぎなどで便意を感じなくなってしまい、便が出ない便秘
弛緩性便秘に効く発酵食品!食物繊維と菌の発酵力で刺激を与えよう!
一番多い、弛緩性便秘は筋力を鍛えることも大事ですが、おなかに何らかの刺激を与えることも必要です。そこで、役立つのが発酵食品です。発酵食品に含まれる菌が発酵によるガスを放出!腸の血流を良くしたり、神経に心地よい刺激を与えます。実際に毎日お味噌汁を飲み続けるだけで、便秘が解消したという方もいますし、有名なヨーグルトの腸内環境改善効果もこの菌によるものだと言われています。
また、菌体(菌自体のカラダ)って、食物繊維だということ、知ってました?菌は発酵による副産物を出してくれるだけじゃなくて、カラダ自体も食物繊維として、人間にとって有益に働いてくれるのです。
自分のカラダと対話しよう!アナタに合う発酵食品とは?
そうだ、1点、ご注意を。同じ弛緩性便秘とはいえ、その人によって原因となっているモノが違うことがあります。例えば、友達はこのヨーグルトが便秘にいいって言ってたのに、私には全く効かない!とか・・・実は経験している方もいるのではないでしょうか?
私自身も、ヨーグルトが便秘にいいと聞いて食べていたこともありました。ただ、全く効かないどころか、なんとなくお腹が張ってしまうんですよ・・・どうやら、私は冷えに弱いタイプで、冷え冷えのヨーグルトが便秘を悪化させてしまっていたようでした。一杯のヨーグルトを、一杯のあったか~いお味噌汁にしたところ、効果テキメン!ちなみにお肌もつやつやになりました♪
人によって、自分に合う食品・習慣は間違いなく違います。ちゃんと自分のカラダと対話して、実験しながら、自分のカラダに合うものを選んでくださいね。