日本酒にお詳しい居酒屋のマスターと発酵談義♪そこで、「カルピス」ってすごい!って話になりました。笑 今日はそんな、「カルピス」の話です。

カルピスの始まりは日本の僧侶の旅行先のモンゴルだった!

カルピス株式会社の創業者は、実は僧侶出身なんですって。この僧侶がモンゴルを旅している途中、とても疲れて、疲れて、そこで「ジョッヘ」という飲み物を口にしました。疲れが取れるぞーっていうことで、その体験を参考に「カルピス」は作られたそう。

「ジョッヘ」は、絞った乳をしばらく置いておくことで、乳酸発酵をおこし、その結果分離してできたサワークリーム状のもの。この「ジョッヘ」を飲んだことで元気になった僧侶、三島海雲さんは、日本で「ジョッヘ」を思い起こします・・・。そして、脱脂乳を乳酸菌で発酵し、これにさらに加糖、そして酵母を加え、「カルピス」を開発したのでした。その僧侶、三島さんがカルピス株式会社の創業者だというからびっくりです。

カルピスの特徴は、2回発酵させている、ダブル発酵飲料であること♪

カルピスの原液は牛乳を脱脂したものに、乳酸菌だけではなく、酵母菌の両方を加えています。この乳酸菌と酵母菌の組み合わせたものをカルピス菌と呼んでいます。このダブル発酵は、実はとても珍しいんです。普通の乳酸菌飲料は、乳酸菌のみでしか発酵させていないのが普通ですもんね。

カルピス菌は、どうやってできてるのかは、カルピス株式会社の中でも謎とされていて、老舗のうなぎ屋さんのうなぎのたれのように、少し残し、また少し残し、そして、増やして・・・昔からずっと同じ菌を使っています。だから、もし、なにかが起き、秘伝のカルピス菌が全くなくなってしまったら・・・私たちはもうカルピスを飲めないかも?しれません。

日本人には、乳糖不耐症と言われる乳糖(ラクトース)を消化する酵素が少なく、牛乳などの乳製品を飲むとお腹を壊す体質の方が多いとわれています。でもカルピスはこのダブル発酵によって、もともと持っている乳糖のほとんどを乳酸に変化させています。だから、乳糖自体の量は少なく、おなかを壊すことがありません。どんな方にもやさしいカルピス・・・!

あったかくなってきたら・・・また飲みたくなっちゃうなぁ♪


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