最近、おしゃれな日本酒が増えてきましたねー。一見したところ、あれ?スパークリングワイン??っていうようなおしゃれなボトル、こりゃジャケ買いされるな・・・って感じのスタイリッシュなボトル・・・。おしゃれすぎて、緊張しちゃいます。笑

味もなんだか、洋食に合いそうなスキッとくせのない感じとか、炭酸系とか、バラエティにとんできました。個人的には、スキッときれいにまとまった味よりも、なんじゃこらっーってぐらい癖のあるのが大好きなんですけどね。。。でも、日本酒業界も「ブランド」を意識しだしたのは、本当に素敵なことだと思います。そんな企業努力もあって、最近は若者層にも日本酒が広まり、大学生の女の子から「日本酒、好きなんです」っていう言葉を聞くことも多くなりました。

ただ、一般層に広まれば広まるほど「日本酒、好きなんです」っていいながら、ただ飲んでいるだけっていう方も多く・・・私ぐらいの知識レベルであっても、「教えて、教えて~」って日本酒博士っぽく扱われることも少なくありません。笑

今日はそんな私でも知っている、日本酒の基本の一つ、日本酒を作る際の精米歩合について少し考えてみたいと思います。

精米歩合ってなに?

精米歩合とは、お米を日本酒にする時に、どのくらい精米するか?すなわち、どのくらいお米を削るのか?という歩合(パーセンテージ)のことです。パーセンテージが少なくなればなるほど、たくさんお米が削られているというわけです。

「削る」っていうと酒造に怒られちゃうかな?蔵では、お米を「削る」とは言わず、「磨く」という方が多いらしいんです。なんか宝石みたいですよね!お米は日本人にとって貴重な主食。大事にされていることがわかります。

日本酒を作るときは、お米を精米して使いますが、磨けば磨くほど、すなわち、真ん中に行けばいくほど混ざりけのない味になり、薫り高くなると言われています。毎日主食として食べるお茶碗にいれたご飯は、だいたい90%の精米歩合ですが、日本酒の場合は、50~70%が通常なので、普通に食べるご飯よりも、日本酒用のお米のほうがたくさん削っていることがわかります。

どのくらい削るかによって名前が変わる!

日本酒は、お米と米麹と水を原料としているものを「純米酒」、それ以外のものが含まれているものを「純米酒以外」と2つに大きく分けています。そして、純米酒の場合は、精米歩合が50%以下のものを「純米大吟醸酒」、60%以下のものを「純米吟醸酒」または「特別純米」、そして70%以下のものを「純米酒」と言います。

じゃあ、「純米大吟醸」がいちばんおいしいんだね!っていう方がいるのですが・・・そう考えてしまうのはかなりもったいと思います。たしかに、高価なのは「純米大吟醸」なのですが、おいしいのは「純米大吟醸」だとは言えません。どんなお料理に合わせるのか、どんな環境で飲むのかによって何がよいのかは変わってきますし、なにより個人の好みでもかなり変わります。いろんな味がする方が好きな方もいるし、その場合は、精米歩合のパーセンテージが高いほうがお好みかもしれません。

肩書き?にこだわらず、自分の大好きな日本酒、そして好きな飲み方を探してみてくださいね。


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