風が吹いても痛い?痛風ってなんぞや?
20代からお酒をたくさん飲んできた30代や40代の方がよく心配している病気・・・「痛風」が今回のテーマです。若いときは他人事かもしれませんが、歳とともに周りに「痛風」の疑いがある方が・・・ちらほらと増えてきました。
痛風は、「風が吹くだけでも痛い」といわれているコワイ病気です。痛風を発症する方は、一般的に尿酸値が高いと言われています。どんなカラクリなのかというと・・・普通は、食べ物の中に入っている「プリン体」という、うま味成分の一種が、人間のカラダの中に入ると分解されます。その分解の結果、できたものが「尿酸」!そして、その「尿酸」は適量であれば、ちゃんとカラダのそとにおしっこなどとして排出されます。
ただし・・・適量ではない場合が問題です。体の中にたまってしまい・・・尿酸値が上がってしまう・・・すると、痛風という痛くて痛くてしょうがない病気を発症してしまうことも!・・・ようはプリン体を食べ過ぎなければよいのですが・・・
プリン体はおいしい?!実はうま味成分だった
プリン体は、穀物、野菜、肉、魚・・・いろいろなものに含まれています。それも、ふか~いうま味がするものに含まれている場合が多いので、好きな方はなかなかやめられないといいます。例えば、お肉のレバー類、一部の魚介類(エビ、イワシ、カツオ等)、特に魚の卵系とか、白子、うに、干し椎茸などなど・・・お酒のつまみにもってこいな食品ばかり・・・実は私も・・・大好きですw
また、残念なことにビールなどのお酒自体にもプリン体は含まれています。含有量自体がそこまで高くなくても、毎日のビールが習慣になっている方は要注意!ビール=プリン体というイメージの方も多いかもしれません。
尿酸値を気にする人のための発酵食品系おつまみとは?
痛風になりたくなければ、まずはプリン体の摂取量を抑える必要があります。尿酸値が上がってしまうレバーや魚介は食べられない・・・でも、こってり濃厚なおつまみがほしい!!そうおっしゃる方にうってつけの発酵食品があります。その正体は・・・なんとチーズです。
実はチーズは、プリン体含有量がとても低い食品として知られています。濃厚なおつまみが食べたいと思ったらカニみそより、白子より、レバーより、チーズ!チーズをおすすめします。ちょっと意外ですよね。
チーズは確かに脂質が多い食材ですが、高タンパクで、カルシウムやビタミンが豊富です。特に脂質を代謝するビタミンB2が含まれているため、ただ脂質を食べるだけの状態よりも脂質を燃やしてくれます。
そして、尿酸値を気にする方は食べちゃいけない発酵食品は・・・納豆です。いつもカラダにいいよーとおススメしまくっていた納豆は、実はプリン体含有量が高め。納豆だけではなく、大豆製品一般ってプリン体が多く含まれているんですよ・・・。実は。大豆製品は、尿酸値が高い方は控えてくださいね。自分のカラダにあった発酵食品を取り入れて、より健康的な生活を送りましょう♪